今日は、1年半ぶりに、あの世界的なコンサルタントの講演に会いにいってきました。イノベーション界では、超有名人。
その方は、世界的なイノベーションコミュニティのオンラインホーム「Innovation Excellence」では、インターナショナルトップブロガーとして第2位に選ばれています。そのうえの第1位は元アメリカ大統領のオバマ氏のため、イノベーションではナンバーワンの存在。
それは、ハイス・ファン・ウルフェン(Gijs van Wulfen)氏。著書『START INNOVATION ! with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション! 〕―ビジネスイノベーションをはじめるための 実践ビジュアルガイド&思考ツールキット』(ビー・エヌ・エヌ新社)で紹介しているFORTHイノベーション・メソッドで有名。
ボクは、所属する事務所で、KAM(監査上の主要な検討事項)の対応プロジェクトチームの責任者を務めています。そのチームが、数多くのKAM関連コンテンツを内外にリリースできているのは、このFORTHイノベーション・メソッドのおかげ。このメソッドを使いながら、プロジェクトチームを動かしていたから。
思い起こせば、昨年の2018年は、FORTHイノベーション・メソッドを学び、実践していく年でした。このプロジェクトチームを成功させるべく、年明け早々からワークショップに参加し、また、期末決算が落ち着いた5月の終わりには、ハイス氏が直接講師を行うセミナーを受講していたっけ。
そんなハイス氏が、今日の2019年11月7日、NECサンが毎年開催しているiEXPOの特別講演に登壇すると聞くと、参加しない理由はありません。しかも、無料ですよ、無料。ちょうど、講演の時間帯だけ予定がすぽっと空いていたため、迷わず申し込みましたよ。で、今日を迎えたってワケ。
会場は、東京国際フォーラムの一番大きなホールA。壇上でハイス氏は、右へ左へとスペースを上手く使った動きも取り入れながら、イノベーションの必要性を説いていきます。話す内容もさることながら、プレゼンテーションとしても勉強になるところばかり。1時間があっという間に過ぎていきましたよ。
今回、この講演を聞くにあたって、ボクがある案件で呼びかけたい行動についてのヒントを得ることを目的として設定しました。そのおかげで、以前にも聞いていた話も、違う捉え方で聞くことができます。ヒントも想定していた以上に得られました。
思うに、勝負をする局面では、これまで取り組んでいたことを使うほうが良いですよね。そのときに慌てて新しいことを試すのではなく、実績を積み重ねてきたことで挑戦するのです。そのほうが説得力に加えて、余裕も生まれます。トライする局面と勝負する局面とで、武器を使い分けるべきだと認識することができました。
なので、ボクが呼びかけたい行動には、今日のハイス氏から得たヒントだけではなく、FORTHイノベーション・メソッドの知見も盛り込むこととしました。どんどん、ゴールに向かって収斂していく感じが心地よい。素敵な刺激をいただけました。
あなたがもし、新しいことを使っていくかどうかに迷っているなら、今がトライする局面か、それとも、勝負する局面かを確かめてみてください。勝負するときなら、用いる武器は、きっと、もう身につけているハズですよ。