Premium Premium Shirt T Shirt Shirt - esztinogradi / Pixabay

Accounting

773.7%のプレミアムがついている書籍『後発事象の実務』

少し前の話になりますが、2020年12月25日のクリスマスの日に、こんなツイートが流れました。

こちらは、会計専門誌『企業会計』編集部の非公式アカウントによるもの。このツイートによって、中央経済社サンのホームページに「受賞図書」なるページが設けられていることを初めて知りました。

こうして各学会から受賞した書籍のページを設けることができるのは、良い本をたくさん発刊している証拠。量が質を凌駕すると言われるとおり、数を打っているからに他なりません。

受賞図書のひとつに『後発事象の実務』

その数のひとつに、ボクの本が含まれています。しかも、受賞した図書が。

それが、『後発事象の実務』という本。「受賞図書」の2013年のページに掲載されているのが、その証拠。

2012年10月に発売されたため、もう8年以上も経っているんですね。毎年、後発事象のセミナーを開催しているため、そこまで月日が流れている感じはありませんでした。

ただ、こちらの本は、中央経済社サンのホームページでも「品切れ中」と表示されています。もはや入手困難な図書となっています。本というのは、欲しいと思ったときに買わないと、その後で手にできるとは限らない性質なのです。

中古本がプレミアム付きで販売されている状態

そんな希少性からか、Amazonでは中古本がプレミアム付きで販売されている状態。随分前から、そう。2021年1月11日に調べたところ、このとおり、9冊が出品されています。

最初の5冊は、こんな感じ。

続く4冊は、こういう具合で。

価格の安い順番から紹介すると、6,052円、8,740円、11,362円、13,175円、16,033円、17,747円、19,950円、20,014円、22,128円。

定価が2,860円のため、最高値では773.7%も価格が跳ね上がっている計算。「見るに忍びない」とは、まさにこのこと。

日本でも、後発事象に関する会計基準が設定されるなら、改訂版の話も出るかもしれません。実際、ASBJではその開発を進め、公開草案の公表に向けて動いていました。ただ、現状では、開発の俎上にも載せられていません。何もなかったかのように取り扱われています。

では、プレミアムを払うしか、後発事象に関するコンテンツが手に入れられないのでしょうか。

最新の後発事象のコンテンツを得るなら

いいえ、そんなことはありません。後発事象のセミナーがあります。

毎年、株式会社プロネクサスさんで、後発事象だけをテーマにした3時間のセミナーで講師を務めています。書籍化された8年前から、順次、コンテンツをブラッシュアップもしています。

そのため、セミナーでは、本の内容を更新している箇所もあれば、本には書いていないことを盛り込んでいる箇所もあります。常にアップデートされた後発事象のコンテンツが得られるのです。

2021年2月に開催予定のWebセミナーでは、2度目の緊急事態宣言を受けて、新型コロナウイルスに関連した解説や記載例も含まれています。8年前ではなく、今現在の後発事象への向き合い方が理解できる唯一な場。

自由度の高いWebセミナー

もしも、「8年前の本を中古で、しかも、プレミアム付きで買うのは、ちょっとね・・・」とお考えなら、このセミナーが最適です。Webセミナーとして配信されるため、全国どこにいても受講できます。わざわざ東京に足を運ぶ必要はありません。

また、収録したものを後日視聴する形式のため、所定の期間内であれば、いつでも受講できます。ある一日の、その時間帯だけを他の仕事からブロックしなくても大丈夫です。

さらに、Webセミナーは繰り返して視聴できるため、好きなところで止めて再開することもできれば、何度も聴き込んで理解を深めることもできます。自由なペースで受講ができるのです。

ピンと来たこのタイミングで、受講の権利を確保することをオススメします。セミナーも、受講したいと思ったときに申し込まないと、その後で参加できるとは限りませんからね。

 

たとえ不器用と呼ばれても、ボクがセミナー資料を更新する理由前のページ

2度目の緊急事態宣言で、後発事象の対応はどうすべきか次のページ

関連記事

  1. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.026 東急、EY新日本

     文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「…

  2. Sheltie Dog Rest Tired - kiora_geta / Pixabay

    Accounting

    お疲れの、KAM強制適用の事例収集

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  3. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.049 花王、トーマツ

    文豪ゲーテが開示責任者なら、自社に固有の情報を記載したでしょう。「一…

  4. world map geography land 11047

    Accounting

    予言的中のコラム「なぜ、有報にはSDGsではなくTCFDなのか」を寄稿しました

    予言が的中しましたよ。国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が気…

  5. Accounting

    高まる不正リスクに対応するなら、このセミナー

    今日の2023年3月2日は、先週に引き続き、会計不正の対応をテーマに…

  6. Accounting

    踏み絵だよ、2023年3月期のサステナビリティ開示は

    ねえ、知っています? サステナビリティ開示について、金融庁がどう考え…

  1. Accounting

    意識の高い経理関係者が集まった、セミナー「気候変動の会計と監査」
  2. Accounting

    新型コロナウイルスの四半期注記は、こう整理する
  3. School Book Knowledge Study - MonikaP / Pixabay

    Accounting

    有報の英文開示にあたって重要度が高まるもの
  4. Accounting

    期末決算スケジュールの10連休インパクト
  5. Cant Can Self Motivation - mohamed_hassan / Pixabay

    Accounting

    監査役等の監査報告書におけるKAMへの言及
PAGE TOP