Accounting

財務報告の流儀 Vol.050 グローバル・リンク・マネジメント、EY新日本

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

文豪ゲーテが開示責任者なら、自社に固有の情報を記載したでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのですから。

そこで、早期適用されたKAM(監査上の主要な検討事項)の事例から、財務報告のあり方を考える連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。現在、2020年12月期の事例を取り上げています。

今回のポイントは、企業と監査人との協議の重要性です。

(1)事例

  • 証券コード 3486
  • 会社名 ㈱グローバル・リンク・マネジメント
  • 業種 不動産業
  • 開示書類 有価証券報告書
  • 決算日 2020年12月31日
  • 監査法人 EY新日本有限責任監査法人
  • 会計方式 日本基準

 

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • 不動産ファンドに対する1棟販売に係る収益認識

個別財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • 不動産ファンドに対する1棟販売に係る収益認識
    (ただし、連結のKAMと同一内容であるため、記載が省略されている。)

 

(3)今回の事例から学ぶべきポイント

  • KAMが対象とする取引の範囲を明確にする
  • 財務諸表監査に固有の情報がKAMに記載されるために

 

ここから先の解説は、野次馬的に重箱の底を突くような人には向いていないため、有料コンテンツとしてハードルを設けています。いかに財務報告を良くしていくかについて真摯に向き合っている人に限り、ご購読ください。

(注)2020年3月期の早期適用事例の分析については、書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』という形でまとめております。

 

 

財務報告の流儀 Vol.049 花王、トーマツ前のページ

嬉しい気持ち (JUST A MAN IN KAM)次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『プロが知るべき 仮想通貨の真実』からネーミングの大切さを学ぶ

    会計の世界で、今となっては誰も反応しなくなったものがあります。覚えて…

  2. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.027 ソフトバンク、トーマツ

     文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「…

  3. Accounting

    2021年1月期のKAM早期適用は、一体、何社だったか

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  4. Accounting

    新型コロナウイルスと上場廃止とKAM

    本日の2020年3月18日、会計や監査の業界にインパクトを与えるニュ…

  5. Accounting

    市場区分見直しでKAMの品質がクローズアップ

    プライムか、スタンダードか、それともグロースか。2022年4月4日か…

  6. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第15話「誤解の夜」

    2025年6月30日。夕闇が迫りつつある本社ビルの一室で、新リース導…

  1. Accounting

    寄稿「KAMと内部統制報告制度との関係」
  2. Accounting

    週刊経営財務が認めた、後発事象の論点
  3. Accounting

    明らかになった! 2020年3月期のKAM早期適用事例
  4. FSFD

    【緊急】ついに明らかになった、サステナビリティ開示の国内基準の適用範囲
  5. Accounting

    たとえ不器用と呼ばれても、ボクがセミナー資料を更新する理由
PAGE TOP