Accounting

ボクは、KAMバカ

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。

先日、ある出版社の編集者とKAM(監査上の主要な検討事項)について話していたときのこと。そのとき、ボクが感じていたことを、こう伝えました。

 

「どうなんですか、世間の皆さんは、あまりKAMに興味がなさそうに思えるときがあるんですけど・・・」

 

これといったKAMの記事を見かけることがないため、ボク以外にKAMに関心を持っている人がいないかのように寂しく思っていたから。KAM、KAM、KAM、KAMと口にしているのは、この世界でボクひとりなんじゃないかと。

これを聞いた編集者は、即座に答えます。

 

「何、言っているんですか。そんなこと、ありませんよ。KAMの企画は人気がありますから」と。

 

この言葉を聞いて、ハッとしましたよ。あまりにもKAMに夢中になっている自分に気付きました。確かに、誰もKAMに興味がない訳ではありません。その興味の度合いが違うだけだと。

 

さらにKAMを掘り下げた夏休み

 

この一件があったことから、KAMバカを自覚しました。今までも「きっと、そうなんだろうな」という程度だったのですが、もう違います。体のすみずみまでKAMバカと自覚しています。何の迷いもありません。

こうしてKAMへの関心がさらに増したことから、この夏休み期間中は、2021年3月期に強制適用されたKAMを徹底的に分析しましたよ。これまでのアプローチとはまた違った観点から掘り下げていきました。

すると、まだまだ残っていますね、KAMの論点が。最近、旬刊経理情報サンで英国のKAMについて寄稿する機会があったため、それとの比較の中でも論点が浮かんできます。

そこで、これからのセミナーや執筆のメインテーマが決まりました。いくつか予定されている中で、それぞれの趣旨に照らしながら、2021年3月期のKAMについてお話ししていきます。

 

ついに、セミナー情報が解禁

 

ということで、昨日、情報解禁となったものに、株式会社プロネクサスさんでのKAMセミナーがあります。そのタイトルは、「企業の開示に活かすKAM実務対応」。KAMは監査人の話だけではなく、企業にも影響しますよ、という話を行う予定。

新型コロナウイルス感染症への対策のため、このセミナーは収録したものが配信されます。その期間は、2021年11月30日(火)から翌月の12月27日(月)まで。つまりは、年内いっぱい視聴できます。慌てる必要はありません。

一年前の2020年11月9日にも、同じくプロネクサスさんで、『いまさら聞けないKAM対応実務』というセミナーを収録しました。このときと話す内容も構成も大きく変えているため、今回、受講されても十分に楽しめます。

 

オープンセミナーの予定は他になし

 

オープンに参加を呼びかけているボクのセミナーは、今のところ、プロネクサスさんだけでしか予定されていません。あとは、とある組織の会員向けのセミナーのため、2021年3月期のKAMの状況について解説が受けられる機会は、このセミナー以外にはありません。

しかも、時間は、たっぷりの3時間。基礎から徹底的にKAMをお伝えするため、これからKAMに関わることになる方でも理解できるように内容を組立てています。もちろん、企業の方々向けに。KAMを作成する会計士に向けた内容のセミナーではありません。

あとは、執筆したものも予定されていますが、誌面の都合上、掲載されない情報もあるのも事実。気になったこのタイミングで、お申込みされることをお勧めします。

どんな案内パンフレットなのかは、こちらをクリックして、ご確認ください。

 

映画監督のディレクターズ・カットのような執筆前のページ

ESG情報の重要性が理解できる研修を受けました次のページ

関連記事

  1. Accounting

    新型コロナウイルスの四半期注記は、こう整理する

     先週の金曜日、2020年6月26日に、ASBJサンからリリースされた…

  2. Accounting

    たちまち英語ができて、法律もわかるかも

    英語の構造と似ているもの。それは、法律。そんなことを感じたことはあり…

  3. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.045 キヤノン、EY新日本

    文豪ゲーテが開示責任者なら、自社に固有の情報を記載したでしょう。「一…

  4. Accounting

    『体験的ガバナンス論 —健全なガバナンスが組織を強くする』からの学び

    コーポレートガバナンス・コードといえば、興味深いデータがあります。そ…

  5. Accounting

    5,280円の本を買うと、1万円相当の解説動画を無料プレゼント

    こんにちは、KAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。KAM…

  6. Accounting

    ASBJに提案「基準開発の予見可能性の高め方」

    ASBJサンで検討している中に、「見積りの不確実性の発生要因」に関す…

  1. FSFD

    気候変動が財務報告制度に組み込まれるまでの座組
  2. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.045 キヤノン、EY新日本
  3. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.021 住友商事、あずさ
  4. FSFD

    2023年12月のセミナー「サステナビリティ開示の最前線」
  5. Business model

    ウィズ・コロナ時代の在庫管理を書いた理由
PAGE TOP