FSFD

「ガバナンス」開示の海外事例-コミュニケーションの経路

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

今日の2023年6月6日までに提出された2023年3月期の有価証券報告書は、3社。サステナビリティ情報の開示事例が少しずつ積み上がっていきますね。

有価証券報告書で開示しなければならない事項のひとつに、「ガバナンス」があります。それは、「サステナビリティ関連のリスク及び機会を監視し、及び管理するためのガバナンスの過程、統制及び手続」と定義されています。何かを監視・管理するには、誰かがそれに関する情報を与えるとともに、他の誰かがその結果を報告する必要があります。

TCFDでは、このガバナンスの開示にあたって(a)取締役会の監督、(b)経営陣の役割が推奨されています。これによると、取締役会が監視・監督するために、取締役ではない経営陣から結果報告を受ける状況が想定されます。すると、両者のコミュニケーションの経路について説明することが、サステナビリティ開示の「ガバナンス」に含めることが適当な情報のひとつと考えることができます。

英国企業のサステナビリティ開示やTCFD開示では、このコミュニケーションの経路について2つのことを説明している事例が少なくありません。そこで、今回の記事では、そのうちの1つの事例を紹介しながら、コミュニケーションの経路について考えていきます。

 

サイバーセキュリティを有報のサステナビリティ開示とするなら前のページ

ガバナンスの図に、これを足し忘れていませんか次のページ

関連記事

  1. FSFD

    なぜ、サステナビリティ開示を財務報告で行うのか

    「財務諸表に『気候変動』を注記するって、一体、何を書くの?」…

  2. FSFD

    財務諸表の気候リスクの透明化を図る、IASB会計基準の新設例

    IASBの気候関連のプロジェクトから、会計基準の設例に関する公開草案…

  3. FSFD

    温室効果ガス排出削減コミットメント、IFRSが会計基準の解釈を示す

    2024年4月に、IFRS解釈指針委員会から気候関連のコミットメント…

  4. FSFD

    SASBスタンダードは「延命」か「刷新」か

    2025年3月19日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の第50…

  5. FSFD

    ISSB基準とESRSのガイダンス解説、日本企業が直面する国際基準の課題

    サステナビリティ開示への実務では、ISSB基準やSSBJ基準だけに対…

  6. FSFD

    水リスク:日本企業が直面する新たなサステナビリティ課題

    サステナビリティ開示において水リスクの重要性が増しています。しかし、…

  1. Accounting

    記述情報の早期適用は酷すぎる
  2. Accounting

    磨き抜かれた「後発事象セミナー」
  3. Accounting

    これからの「税効果注記」の話をしよう
  4. Accounting

    監査役に向けた、平時の会計不正対応セミナー
  5. Accounting

    内部監査を体感したバイトの夜
PAGE TOP