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今後の展開を考えるなら、2023年3月期の有価証券報告書におけるサステナビリティ開示は、少しでも良いものに仕上げておきたい。開示の担当者は、そう考えていらっしゃるでしょう。
今日は2023年6月11日。そんなタイミングで、3月末決算の企業が、今から6月末までの提出に間に合わせられる方法があります。それは、決して大きな負荷がかかるものではありません。ガバナンスの図に、たった一言を添えるだけで済むものです。
もちろん、ガバナンスの図を掲載しない場合であっても、本文に説明を加えることができます。ちなみに、今日までに有価証券報告書を提出した3月末決算の企業4社のうち、3社は本文の中でこれを説明していました。
そこで、この方法を実践している海外の開示事例を紹介しながら、なぜ、それを記載すべきかの理由を解説していきます。