FSFD

事務局の想いが強い、サステナビリティ開示の審議動画

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

サステナビリティ開示に関するセミナーで話していることは、「SSBJ(サステナビリティ基準委員会)の審議動画を見て欲しい」という呼びかけです。

現在、SSBJでは日本版サステナビリティ開示基準を開発しています。また、SSBJはYouTubeチャンネルを開設しているため、審議の様子がYouTube動画として公開されています。この動画を見ていると、審議の過程が理解できるのはもちろんのこと、加えて、事務局の皆さんが日本企業にいかに無理なく適切な開示が行えるかについて配慮していることも痛感できます。それを知ってもらいたくて、ついつい「見てね」と呼びかけているのです。

しかし、ここで問題があることに気づきました。テーマごとに動画が用意されているため、その数が多いことです。2023年10月29日現在、104本の動画が掲載されています。今後、ますます増えていくでしょう。これを全部観なければ、SSBJの事務局の想いが伝わらないとすると、それは大変な労力がかかります。

基本的には、時間の長い動画を選べば良いでしょう。とはいえ、数十分のものもあれば、1時間超えのものもあります。また、見どころは必ずしも1つとは限りません。そこで、SSBJ動画の見どころを紹介することとしました。

今回、取り上げる動画では、日本基準独自の定めを追加するかどうかを巡って、事務局と委員との間で議論が交わされています。そこでのポイントを整理するとともに、事務局の想いを紹介していきます。少なくとも、ボクは感動しました。あなたにも感動してもらえると嬉しいです。

 

3時間セミナーの開催「サステナビリティ開示の最前線」前のページ

寄稿「なぜ、日本企業は会計に気候変動の影響を考慮しないのか」次のページ

関連記事

  1. FSFD

    アメリカの企業と投資家とで異なる気候会計の認識

    気候変動の影響を考慮した会計や監査について、欧州と米国との間で大きな…

  2. FSFD

    欧州サステナビリティ保証事例が突きつける「除外事項付結論」という現実

    欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)に基づく開示が本格化する中で…

  3. FSFD

    ガバナンスの図に、これを足し忘れていませんか

    今後の展開を考えるなら、2023年3月期の有価証券報告書におけるサス…

  4. FSFD

    初開催の「気候会計・監査ハイブリッド評価」セミナー

    もしかすると、これが日本初の開催となったセミナーかもしれません。その…

  5. FSFD

    気候変動の影響を考慮する会計実務に何が起きているか

    日本ではまだまだ浸透していない会計実務に、財務諸表を作成するあたって…

  6. FSFD

    セミナー「会社役員・経営幹部が押さえるべきSSBJ基準(公開草案)の要点」

    サステナビリティ開示は企業価値の極めて重要な源泉です。サステナビリテ…

  1. FSFD

    サステナビリティ開示「リスク管理」で確認したいポイント
  2. FSFD

    サステナビリティ開示の国内基準に備えるセミナー
  3. Accounting

    『体験的ガバナンス論 —健全なガバナンスが組織を強くする』からの学び
  4. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.035 オリックス、あずさ
  5. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.031 りそなホールディングス、トーマツ
PAGE TOP