FSFD

気候リスク指標、企業の取り組み姿勢が問われる理由

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

ISSBの移行支援グループが始動しました。まずは、気候関連リスクの産業横断的指標の定義や適用方法について検討が行われています。

気候関連のリスクや機会に関する産業横断的指標は、SSBJが公開草案に採用するかどうかを審議していたものです。委員の間で意見が分かれたため、公開草案のリリース時に、コメントを募集しています。

これは、企業にとっても見過ごせない事項です。SSBJで採用の可否が議論された理由は、この指標に関する具体的な開示内容がISSB基準に示されていなかったためです。

そこで、今回の特別記事では、SSBJにおける審議を整理したうえで、ISSBの移行支援グループの検討結果を解説します。この指標が単なる開示事項ではなく、企業の気候変動対策への取り組み姿勢そのものを照らし出すものであることを理解できるでしょう。その目次は次のとおりです。

  • 産業横断的指標は企業の実態に合わせた選択肢も可能
  • ISSB基準の不透明性、企業の開示を阻害する恐れ
  • ISSB移行支援グループ、開示目的の不透明性は解消せず
  • 気候リスク指標は企業の取り組みを示す
  • まとめ

この機会に購読し、限定コンテンツを通じて、さらに深い知識を得ましょう。あなたのビジネスに役立つ情報を常に先取りしてください。

 

サステナビリティ情報開示、国際監視の目にさらされる日本の選択前のページ

サステナビリティ開示の実践ワークショップ、SASB活用の秘訣を解説次のページ

関連記事

  1. FSFD

    寄稿「なぜ、日本企業は会計に気候変動の影響を考慮しないのか」

    財務諸表の注記として、気候変動の影響を開示すると聞いて、まだまだピン…

  2. FSFD

    温室効果ガス排出削減コミットメント、IFRSが会計基準の解釈を示す

    2024年4月に、IFRS解釈指針委員会から気候関連のコミットメント…

  3. FSFD

    ISSBのS2基準が求める「移行計画」の開示ポイント

    低炭素経済への移行計画。これが、気候変動に関する開示で今、ホットな話…

  4. FSFD

    無料で手に入る「サステナビリティ関連情報の作成ワークシート」

    サステナビリティ関連情報を作成するためのワークシートが入手できること…

  5. FSFD

    TCFDとTNFDを統合した開示の実例

    海外では、次々と、サステナビリティ開示が登場していますね。と…

  6. FSFD

    セミナー「会社役員・経営幹部が押さえるべきSSBJ基準(公開草案)の要点」

    サステナビリティ開示は企業価値の極めて重要な源泉です。サステナビリテ…

  1. FSFD

    初めてのダブル・マテリアリティを報告した海外事例
  2. Accounting

    ワンランク上の決算資料の特徴
  3. Accounting

    2024年の最新事例を深掘りした「会計不正リスク対応セミナー」開催
  4. Accounting

    金融庁からの2022年版KAM分析資料を読み解く
  5. Accounting

    会計処理で悩むときには、これを疑え
PAGE TOP