FSFD

TNFD×EFRAG、世界が注目するISSBの連携戦略

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

2024年4月23日、ISSBは、今後2年間の作業計画に次の研究プロジェクトを追加することを発表しました。

  • 生物多様性、生態系、生態系サービス(BEES)
  • 人的資本

これらのプロジェクトは、2024年3月13日の諮問に基づき、リスクと機会に関する情報開示を研究することを目的で追加されました。一方で、次のプロジェクトの開始は見送られました。

  • 人権に関連するリスクと機会
  • 報告の統合
  • 情報提供要請に対する回答者からの追加トピック

そこで今回の特別記事では、これらの検討の状況について解説します。その目次は次のとおりです。

  • プロジェクト検討を記したスタッフペーパー
  • ISSBが生物多様性に向けた新基準を探求
  • 人的資本開示はGRIとEFRAGとの相互運用性を追求
  • 人権に関連の開示には慎重な姿勢
  • 投資家には最優先事項ではなかったテーマ「報告の統合」
  • 多様なプロジェクトが示す重要トピック
  • まとめ

これによって、特に投資家の関心が高い生物多様性と人的資本の開示基準策定プロジェクトについて理解を深められます。また、ISSBが作業計画の優先順位付けにどのような基準を用いたかを知ることができるため、基準策定の背景にある考え方を学べます。

さらに、付録に列挙された開示トピックの例から、今後、企業がサステナビリティ開示を求められる可能性のあるリスクや機会の識別に役立てることができるようにもなります。

この機会に購読し、限定コンテンツを通じて、さらに深い知識を得ましょう。あなたのビジネスに役立つ情報を常に先取りしてください。

 

ISSB基準の解説書 監査法人による本格的な出版競争が始まる前のページ

セミナー「会社役員・経営幹部が押さえるべきSSBJ基準(公開草案)の要点」次のページ

関連記事

  1. FSFD

    気候開示に取り組むには、TCFDか、IFRSのS2基準か

    2023年7月6日に、金融安定理事会は、TCFDの作業が完了したこと…

  2. FSFD

    2023年12月リリースの、S2基準の教育的資料

    2023年12月14日に、ISSBのウェブサイトに、ISSB基準の適…

  3. FSFD

    サステナビリティ保証の標準化が示す日本企業の戦略的機会

    企業のサステナビリティ開示は、もはや「良い会社に見せるための化粧」で…

  4. FSFD

    SSBJ基準が直面する課題、温暖化係数の更新とその影響とは

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)では、国内のサステナビリティ開…

  5. FSFD

    127ページに凝縮されたSSBJ基準(公開草案)の解説

    次のどれかに該当するなら、今回のセミナーがお役に立ちます。…

  6. FSFD

    IFRS財団ウェビナーに学ぶ、GHG排出量の測定実務

    気候関連のサステナビリティ開示において、温室効果ガス(GHG)排出量…

  1. Business model

    これが、ウィズ・コロナ時代の在庫管理
  2. Accounting

    リースの罠
  3. Accounting

    有報に人的資本を開示すべき理由がわかります
  4. Accounting

    投資家サイドの意見はこうだった
  5. Accounting

    週刊経営財務が認めた、後発事象の論点
PAGE TOP