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借地権で考えるから迷う——新リース会計基準で問われる「対価の対応関係」
新リース会計基準(企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第33号「リースに関する会計基準の適用指針」)における借地権の処理は、直感に反するように見えます。従来、借地権は、法律上も実務上も、土地を使用する強い権利として扱われてきました。旧借地権や普通借地権では、借地借家法上の更新保護や正当事由制度により、借手の地位が強く保護され…
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リース負債は計算できた。では、使用権資産の中身を説明できますか――不動産リースで問われる保証金・敷金…
新リース会計基準への対応では、リース負債の測定に関心が集まりやすくなります。契約ごとにリース期間を判定し、リース料スケジュールを入力し、割引…
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追加借入利子率は、金利を探す前に設計する――全社IBRカーブとA4設計書で整える新リース実務
新リース会計基準への対応で、経理部門が早い段階で立ち止まりやすい論点があります。それは、追加借入利子率です。リースの識別やリース期間の判断に…
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「報酬に反映している」だけでは、インセンティブの強度は分からない――気候指標が役員報酬を動かす力を、…
「気候関連指標を役員報酬に反映しています」これから、こうした一文を掲げる開示が増えていくでしょう。ISSB基準やSSBJ基準を見据えれば、気…
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不動産リースの割引率はどう設計されているのか――FTSE100企業の開示に見る追加借入利子率の実務
リース負債の割引率は、前提で決まります。前稿「割引率は、探しても見つからない――新リース会計基準における『仮想借入』の発想」では、新リース会…
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不正のトライアングルを、あえて三つとも追わない理由――会計不正リスクを「機会」に純化する内部監査実践…
他社の会計不正事例を読んだとき、内部監査は何をすべきでしょうか。「同じ手口が自社にもないか」を探す。多くの場合、まずそう考えます。し…
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SSBJ実務対応基準第1号が残したもの――「採用されないコメント」は、どこで効いてくるのか
採用されないコメントにも、意味はある。SSBJは、2026年6月、サステナビリティ開示実務対応基準第1号「温対法におけるSHK制度の定める方…
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中東情勢関連の開示で、本当に問われること――『旬刊経理情報』に寄稿しました
中東情勢関連の開示で問われているのは、個別のリスク記載を整えることだけではありません。有価証券報告書全体として、企業の判断が一貫して読めるかどうかで…
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割引率は、探しても見つからない――新リース会計基準における「仮想借入」の発想
割引率は、探しても見つかるとは限りません。ASBJによる新リース会計基準(企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」および企業会計基準適…
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Scope 3保証という設計問題――「3年目見直し」を合理的保証への自動接続にしてはならない理由
気候関連情報の開示が義務化の工程表に組み込まれました。「何を開示するか」という問いは一定の決着を見つつあります。その結果、「何をどの水準で保証するか…





