テクノロジー、テクノロジー、テクノロジー。前にも、このブログでお話ししたかと思いますが、ボクは今年、最新のテクノロジーに機会があれば触れようとしています。
そんなときに、マーケッターの神田昌典サンが、タスク管理ツール「Trello」(トレロ)を紹介していました。洋書を紹介するセミナーで、『Remote First: A Manager’s Guide to Building Remote Culture』を説明していたときに、このツールに触れていました。
ちょうど、ボクが抱えているプロジェクトで、タスク管理の仕方をもっと上手くしたいと思っていたところ。当初、考えていたタスクについて、完了したものもあれば、未了のものがある。また、その後に追加されたタスクについても、完了したものもあれば、未了のものがある。今までは、Wordで作るアジェンダで管理していたのですが、終わったものも増えていき、また、タスクが途中で合流するものもあり、限界を感じていました。
そんな中、それを解決するようなツールが紹介されたのです。それが、「Trello」。そんな情報を聞いたなら、試さずにはいられない。特に今年のテーマは、最新のテクノロジーに触れること。で、早速、登録して使ってみました。
ネットの解説記事を読んでいると、少し難しいのかなと感じていたのですが、実際に触れてみると、何も難しくない。タスク管理のツールのため、最初の枠組みが変わってきたときに、その修正が大変なイメージがありましたが、この「Trello」だとドラッグするだけ。至極、カンタンなんです。
このツールで、言われるがままに、タスクのステータスを分けました。それは、「ToDo」(やるべきこと)、「Doing」(着手中)、「Done」(完了)の3つ。調べてみると、これはカンバン方式で使われる分類のようで。つまりは、よく用いられる分類ってこと。
実務のことを踏まえると、このうちの「Doing」をもう少し分けたいところ。同じ着手でも、ほんの少し手掛けたか、かなり手掛けたか、ほぼほぼ完了しているかの進捗情報が欲しいところ。思ったほどに進んでいなければフォローしたいし、また、思っている以上に進んでいるなら別のタスクに合流させたい。
そう考えていたときに思い出したのが、世界的なマーケッターであるダン・ケネディの言葉。それは、完了しなければ何の意味もない、という旨の言葉。「ToDo」(やるべきこと)や「Doing」(着手中)じゃ、価値が生まれずマネタイズもできない。だから、「Done」(完了)が大事だと説きます。
その言葉を思い出したときに、「Doing」の中でのステータス分けは不要だと気付かされました。「ToDo」が洗い出されたなら、後は「Done」に至る必要がある。「Doing」のステータスが何であろうと、「Done」に到達しなければ価値がないのです。したがって、「Doing」の中を区分けする必要はないのです。
さすがは、ダン。思わず、「Doing」のステータスを細かく区分するところでした。危ない、危ない。ダンの教えのとおり、「ToDo」(やるべきこと)、「Doing」(着手中)、「Done」(完了)の3区分で徹底していきますよ。
徹底ついでに、この洋書も発注しちゃいました。東京以外の人と一緒に手掛けているプロジェクトは、ボクのポリシーとして、対面を前提に進めてしました。しかし、神田昌典サンによるこの本の解説を聞いているうちに、対面でなくても進められる部分もあるんじゃないと思い直した次第で。
加えて、ファシリテーション・スキルを使うと、オンラインでもオフラインと同じような効果を発揮できる気もしてきました。そこで、オンラインでのミーティングの進め方のヒントを得たくて、Amazonでポチり。
この洋書が手元に届くのは少し時間が必要。それまでの間は、このツールをいじって楽しむことにします。こんな使い方があるよ、という方は、ぜひ、ご一報くださいませ。