夏が本格化してくると思い出すのは、馬場康夫監督の映画『波の数だけ抱きしめて』。ボクの一番大好きな映画です。その映画のあるシーンを思い出す機会がありました。
それは、広告代理店に扮する別所哲也サンが干物屋のオヤジにテキトーな営業をしているそばで、大学生役の阪田マサノブさんが小声でツッコミを入れるシーン。こんなセリフが発せられます。
夏場はこの前の道がどれだけ渋滞するか、ご主人もご存知ですよね。仮に、1日1万台の車がのろのろと動くと考えましょう。
FM茅ヶ崎という看板を見て、「あっ、ミニFM局なんだ、面白そうだあ」とチューニングする車が少なくとも1割、3,000台!
(おい、計算が合わないぞ)
丸正魚店提供という言葉を聞いて、「あっ、干物が食べたいな」と唐突に思う人が、そのうち僅か3%としても1,000台、2,000人!
(おい、全然、計算が合わないぞ)
このシーンを思い出したきっかけは、今日の2020年7月12日、日経新聞の一面下の広告欄に、ボクの最新刊『ダイアローグ・ディスクロージャー KAMを利用して「経営者の有価証券報告書」へとシフトする』(同文舘出版)を掲載していただいたのです。このブログにアップした写真が、それ。
日経新聞の朝刊の販売部数は、2020年1月の時点で、223万部とのこと。これは自称ではなく、日本ABC協会という新聞や雑誌の部数を監査(公差)する機関が認定した部数。信頼性のおける部数といえます。
すると、日経新聞の一面を見て、「あっ、こんな書籍が発売されているんだ、面白そうだな」と広告欄を見る人が少なくとも1割、20万人。『ダイアローグ・ディスクロージャー』という書籍名を見て、「あっ、この本を読んでみたいな」と唐突に思う人が、そのうち僅か3%としても6,000人、6,000部の販売!
こんな風に、頭の中で映画『波の数だけ抱きしめて』が再現されたのです。もっとも、この割合が当てはまるものではないため、そこまでの販売に至らないかもしれないし、もしくは、もっと販売されるかもしれない。その部数は正確には追跡できません。
ただ、ひとつだけ事実があるとすれば、223万部のうち一定の割合の人が、拙著『ダイアローグ・ディスクロージャー』が発売されていることを知り、また、そのうちの一定割合の人がそれを読んでみたいと思ったこと。認知され、購買に至っていると期待できるのです。
このように広告予算を拙著に割り当てていただき、嬉しい限り。過去の本でも日経新聞の一面下の広告に掲載していただいた出版社サンと同様に、今回の同文舘出版サンにはただただ感謝。
ちょうど、3月決算の上場企業のほとんどが、2020年6月末までに、記述情報を充実させる改正が強制適用された有価証券報告書を提出しました。記述情報への対応の苦労を身にしみて感じたことでしょう。
また、いざ記述情報が充実されたはずの有価証券報告書を見て、「大して変わっていないじゃん」と憤慨している財務報告の利用者もいらっしゃるでしょう。これでは改正の意図が伝わっていないと肩を落としているかもしれません。
今回の拙著の紹介は、有報を作成した企業の方々や、それを利用する投資家の方々にとって響くものがあると信じています。きっと、書店でチェックしたいと考えたハズ。
でも、大丈夫。このブログには、本の概要を説明したページを作成しています。ぜひ、こちらをクリックして、内容をご確認ください。