少しずつ、SSBJによるサステナビリティ開示基準の概要が見えてきましたね。
2023年12月25日に開催された第28回のSSBJで、一部持ち越した論点はあるものの、すべての論点について一度は議論した状態に至りました。また、それを踏まえて、サステナビリティ開示基準の文案を検討するフェーズにも入りました。
今後のSSBJの開催予定は、2024年1月25日の第29回から3月21日の第33回を最終とした計5回です。5回目の開催で公開草案の公表議決に持ち込むためには、審議にかけられる回数は残り4回となります。
こうしてSSBJ基準の公開草案が公表されると、日本の開示制度におけるサステナビリティ開示の内容が見えてきます。そのため、具体的な取り組みにかかり始める日本企業も増えてくるでしょう。
しかし、そのタイミングで、果たして間に合うのでしょうか。2023年12月25日に開催された第28回のSSBJの審議動画を視聴していると、そうした疑問が浮かんできます。「もっと早く、ISSB基準の理解に努めれば良かった」と後悔することもあるかもしれません。
そこで、今回の特別記事では、なぜ、ISSB基準の理解を進めておく必要があるかについて解説していきます。この年末年始は、キャッチアップする最高の時間です。そのために、この過去記事をお役立てください。サブスクリプションで、すべて読み放題です。