Accounting

コラム「日本企業が知らない『気候変動の会計』」を寄稿しました

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

気候変動の影響を考慮した会計と監査。2021年12月期では、ほぼすべての企業で実施された模様です。といっても、これは英国の話。

今、英国では、機関投資家からのプレッシャーを受けて、企業も監査人も、気候変動の影響を考慮した会計と監査に迫られています。この動きは、日本にも及ぶハズ。こうした動向については、次の2つで解説を行ってきました。

これらでは、2021年12月期には気候変動の会計と監査が行われるだろうとの予測を示していました。しかし、執筆の期限の都合上、その結果まで示すことができない。

そこで、今回、その続きを解説する機会をいただきました。株式会社プロネクサスが運営するサイト「PRONEXUS SUPPORT」において、コラム「日本企業が知らない『気候変動の会計』」を寄稿しました。

もろもろ含めて、3,700字超え。その構成は、次のとおりです。

日本企業が知らない「気候変動の会計」

・環境リスクよりも金融リスク
・なぜ、気候変動の影響を会計で考慮するのか
・機関投資家による書簡
・2021年12月期の気候変動の会計と監査
・有報にTCFD開示の流れ

▼クリックして、コラムを読む。
https://ps.pronexus.co.jp/article/contribution/3649.html
(注:会員限定のコンテンツです)

今回のコラムでも、他では紹介されていないデータを掲載しました。英国における「気候変動の会計と監査」の急激な浸透に、きっと驚かれることでしょう。

日本では、TCFD開示が有価証券報告書に導入されようとしています。それを待つまでもなく、気候変動の会計と監査に迫られかない状況だと認識しています。TCFDの開示にあたっては、会計への影響もお忘れなく。

P.S.
気候変動の会計と監査については、拙著『伝わる開示を実現する 「のれんの減損」の実務プロセス』で1章分を使って解説しています。会計の実務書で気候変動の影響が盛り込まれたのは、おそらく日本で最初の本かと。「一体、どんな本なんだ」と気になったときには、こちらの紹介ページでご確認ください。

経営力の評価に資する情報なら、『「のれんの減損」の実務プロセス』を前のページ

セミナー資料にデータを掲載するなら、この1冊次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第9話「取締役会への道」

    2025年3月上旬。霧坂美咲は窓際に立ち、外の景色に目を向けていた。…

  2. Accounting

    アメリカのCAMがイギリスのKAMと違うところ

    名前の由来って、何気に面白い。女性ファッション誌に『JJ』(光文社)…

  3. Accounting

    会計士協会のKAMトライアルの真の性格

    百聞は一見にしかず。これは、説明を何度も聞くよりも、実際に見たほうが…

  4. Accounting

    内部統制基準等の公開草案は、審議時からこう変更された

    昨日の2022年12月15日、金融庁のウェブサイトに、内部統制基準等…

  5. Accounting

    KAMの資料がプロジェクトメンバーから褒められました

    今日、嬉しかったこと。一緒にプロジェクトを回しているメンバーから褒め…

  6. Accounting

    2020年8月期にKAMが早期適用された事例

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  1. FSFD

    バリューチェーンとリスク・機会識別の「逆転パラドックス」
  2. Accounting

    機関誌『産業經理』への寄稿「気候変動でレジェンド問題が再燃か」
  3. FSFD

    GWP値の落とし穴と企業戦略──ISSB修正案が突きつける「比較可能性のジレンマ…
  4. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第4話「定期契約の罠」
  5. Accounting

    違うレベルの話は呆気にとられるが刺激になる
PAGE TOP