FSFD

サイバーセキュリティを4つの柱で開示した海外事例

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

今回紹介する海外事例は、前回の記事「自然関連のサステナビリティ開示を巡る座組」と同じです。というのも、2023年3月期のアニュアルレポートで、サイバーセキュリティについても「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」という4つの柱で開示していたからです。

一方、以前の記事「サイバーセキュリティを有報のサステナビリティ開示とするなら」では、でサイバーセキュリティやデータセキュリティをサステナビリティ情報として開示するときに参考となる海外の文献を紹介しました。

このレポートが推奨する「戦略」「ガバナンス」「リスク」「事象」という開示は、それぞれ「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」に該当したり、ヒントになったりと参考にできます。そこで、今回の記事では、同社のサイバーセキュリティに関するサステナビリティ開示について、海外の文献に沿って解説していきます。

 

自然関連のサステナビリティ開示を巡る座組前のページ

機関誌『産業經理』への寄稿「気候変動の開示で会社法決算が不安定に」次のページ

関連記事

  1. FSFD

    サステナビリティ情報開示の極意 -戦略的アプローチで利用者の期待に応える

    サステナビリティ情報の開示は、単なる義務を超えた戦略的な要素が不可欠…

  2. FSFD

    サステナビリティ開示へのChatGPT活用術

    サステナビリティ開示の文章作成に苦労されている声を聞きます。そんなと…

  3. FSFD

    サステナビリティ開示の実践ワークショップ、SASB活用の秘訣を解説

    SSBJ基準の公開草案がリリースされたことを受け、企業はサステナビリ…

  4. FSFD

    最新のSSBJ・ISSB基準動向を限定配信で確実にキャッチアップ

    企業のサステナビリティ開示は、単なる基準への適合ではなく、広範かつ戦略…

  5. FSFD

    GHG排出量の算定期間、統一へ!期間調整の文言を削除した理由

    公開草案「指標の報告のための算定期間に関する再提案」に寄せられたコメ…

  6. FSFD

    2025年1月ISSB会議が注目するGICS使用要件

    ISSBは、IFRS S2基準の修正に向けた議論を本格化させています…

  1. Accounting

    本の「はじめに」はどう成長したか
  2. Accounting

    2022年12月にリリースか、内部統制報告制度の改正案
  3. FSFD

    反対票が投じられた企業の「気候会計・監査ハイブリッド評価」対応
  4. Accounting

    SNSで大反響!負債計上に焦点を当てた新リース会計基準セミナー開催決定
  5. Accounting

    見積り開示の記載例のニーズ、どこまである?
PAGE TOP