FSFD

【緊急】ついに明らかになった、サステナビリティ開示の国内基準の適用範囲

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

まさか、そんな展開になるとは考えてもいませんでした。昨日の2024年2月6日に開催された第30回目のSSBJの審議動画がアップされました。その冒頭に、金融庁の担当官から、SSBJ基準の適用範囲についてコメントがあったのです。

これまでのSSBJ基準の審議は、すべての有価証券報告書提出会社に適用されることを前提とされていました。実際、金融商品取引法という制度開示について、上場している取引所の違いで制度適用に差を設けることは行われていなかったはずです。

しかし、今回、その前提が、おそらく初めて崩れ去ろうとしています。これによって、今後の審議に影響を及ぼすだけではなく、これまでの審議についても一部見直しが必要とされる項目も生じます。これからサステナビリティ開示を始めようとする企業に配慮したフォローがなくなる分、ISSB基準により忠実な、つまり、厳格な規定となる可能性があるのです。

そこで、今回の特別記事では、このコメントの内容を速報として共有します。

 

学びの姿勢を感じたセミナー「内部監査の機能を高めるための『KAM」の活用法』」前のページ

サステナビリティ開示の国内基準に備えるセミナー次のページ

関連記事

  1. FSFD

    反対票が投じられた企業の「気候会計・監査ハイブリッド評価」対応

    英国FTSE100銘柄の企業の中には、2021年12月期の株主総会で…

  2. FSFD

    比例性メカニズムの永続的な依存は企業リスクに

    ISSB基準やSSBJ基準に基づいてサステナビリティ関連財務開示を行…

  3. FSFD

    リスクと機会に区分したガバナンス図の海外事例

    ISSBのS2基準における「リスク管理」では、機会(opportun…

  4. FSFD

    初めて取り組む場合のサステナビリティ開示の選び方

    初めてサステナビリティ開示に取り組む場合、何を開示するのが適切かにつ…

  5. FSFD

    事務局の想いが強い、サステナビリティ開示の審議動画

    サステナビリティ開示に関するセミナーで話していることは、「SSBJ(…

  6. FSFD

    ISSBのS2基準が求める「移行計画」の開示ポイント

    低炭素経済への移行計画。これが、気候変動に関する開示で今、ホットな話…

  1. Accounting

    優良なKAMを記載するための「視点」の転換
  2. FSFD

    電力大手の最新サイバーセキュリティ開示をISSB基準で深掘り
  3. Accounting

    財務報告の充実の背景にある、企業側のマインド
  4. Accounting

    記述情報のコンテンツ提供で新しい可能性
  5. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.048 日本たばこ産業、トーマツ
PAGE TOP